岡山県赤磐(あかいわ)市で、73歳の市議が、がん検診で市内の施設を訪れた際、マスク着用を拒否し、便の入った検体袋を机に投げつけたという耳を疑うような事件が起こりました。
事件を起こしたのは、行本恭庸(ゆくもとやすのぶ)市議。
調べてみると、なんとこの市議は、市役所の清掃業者にも威圧的な発言をしたとして、2020年9月の市議会で辞職勧告決議案が可決されているそうです。
このページでは、
検便袋を投げつけた市議の画像
なぜ9月の辞職勧告で辞めなかったのか?
についてまとめてみました。
すぐ読める目次
検便袋を投げつけた岡山市議は誰?【画像あり】
事件を引き起こしたのは、岡山県赤磐(あかいわ)市の市議会議員である、行本恭庸(ゆくもとやすのぶ)市議です。
11月4日にがん検診で保健施設を訪れた際、マスクの着用を求めた女性職員に対し、
「しゃべるわけではなくマスクは必要ない」
「この若造が」
と暴言を吐き、自分の便の入った検体袋を机に投げつけたということです。
行本市議は、以前にも市役所の清掃業者に対し、威圧的な発言をし、9月に辞職勧告決議案が可決されていました。
検便袋を投げつけた岡山市議はなぜ9月の辞職勧告で辞めなかったの?
9月の事件の経緯を調べてみると、このようなツイートを見つけました。
赤磐市の行本恭庸市議がB型事業所の職員や利用者らに高圧的な言葉を浴びせた問題で、市議会は同市議への議員辞職勧告決議案を賛成多数で可決した。職員と利用者5人が市役所のトイレを清掃していた際、「議会や委員会がある時はすぐ使えるよう考えられえ」と恫喝したとされるhttps://t.co/qks8SIgC4j
— E (@Eijiro92) November 26, 2020
元ネタの報告書がこちらです。
この報告書を見てみると、
- 1月 15 日 13 時 30 分頃、市が清掃業務を委託している事業所の女性職員が清掃していた時に、行本恭庸議員がトイレを利用しに来た。
- 女性職員は清掃を一時中止し、外で待機していた。
- 行本市議がトイレから出てくるなり、委員会の開催時の清掃業務についての意見を怒り口調の厳しい声で威圧的に言われる。
- 女性職員は、恐怖と不安を感じさせられた。
- 調査委員会の調べに対して、自身の言動があったことを認めたが、謝罪の言葉はなく、「普通じゃない、業者を替えろ」と不適切な発言があった。
とまとめられています。
1月にも同様の態度を取っていた行本市議。
女性に対して強く当たる節があるようにも取れます。
本件は、ハラスメント事案として審議され、9月には辞職勧告が決議されました。
この辞職勧告決議について調べてみると、残念ながら法的拘束力はないそうです。
つまり、議会が本人に辞職を勧めただけであって、辞めるかどうかは本人の意志次第というものでした。
そのため、未だに議員を続けることができ、今回の検便袋を投げつけるという事件を引き起こすに至っています。
もし、行本市議を強制的に失職させる場合は、リコール手続きが必要になります。
リコールを成立させるためには、自治体の有権者の3分の1以上の署名を集めることが必要になり、大変な労力がかかることが予測されます。
検便袋を投げつけた岡山市議は誰?画像は?なぜ9月の辞職勧告で辞めなかったの?のまとめ
- 事件を引き起こした市議は、行本恭庸(ゆくもとやすのぶ)市議 73歳
- 1月にも市役所の清掃業者に対して威圧的な態度を取り、ハラスメント問題として、9月には議会から辞職勧告を受けていた。
- 辞職勧告決議に法的拘束力はなく、失職させるにはリコール手続きが必要。
議員という権力を傘にした横暴な事件とも取れますが、そもそも人間性も疑われます。
辞職勧告だけでなく、刑事罰的な制裁も視野に入れて、警察等にも協力してほしいところですね。
最新情報が分かり次第、こちらのサイトにも追記していきます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。