尼崎市議の光本圭佑氏のポスターが、鬼滅の刃のデザインを丸パクリしている件で炎上しています。
今回は、
- 尼崎市議のポスターの画像を紹介
- 苦しすぎる言い訳
についてまとめてみました!
【画像あり】尼崎市議のポスターが鬼滅丸パクリで炎上!
問題となっているポスターの画像がコチラ
こちらはツイッターで元ネタを確認することが出来ました。
鬼滅の刃に登場する炭治郎を思わせるような市松模様がデザインされています。
さらにキャッチコピーには、煉獄杏寿郎の名セリフ「心を燃やせ!」の文字が。
ファンにとっては作品における重要なセリフだけに、軽々しく使って欲しくないのが正直なところ。
このポスターに関して、光本圭佑氏はこのようにコメントを残していました。
ポスターは「政治に関心の薄い世代にいかにして興味を持って頂くか」を模索し、「学生や若い世代からの提案」を受けて作成したと説明。
「集英社様の知的財産課の方とも『市松模様』・『心を燃やせのせりふ』・『政党ロゴのデザイン』について、権利を侵害しないかの確認を取った上で作製しましたが、最終的に今回のポスターを作ろうと決めたのは私自身であり、個人のポスターであることから、このポスターの責任は私にあります」と続けた。
2021年2月4日Yahoo!ニュースより
あくまでも権利侵害しないか確認を取ったと強調しています。
しかし、集英社は次のように反論。
週刊少年ジャンプ(集英社)は4日、公式サイトで、一部政治家のポスターに漫画・アニメ「鬼滅の刃」の作品イメージが利用されていることを受けて、「株式会社集英社および週刊少年ジャンプ編集部は、これらについて一切の関与をしておりません」とコメントを発表した。
同ニュース記事より
確認を取ったと主張する光本市議に対して、意見が食い違っていることが分かります。
またSNS上では次のような投稿も。
これ、今集英社に問い合わせてみたところ
・オフィシャルに貸し出すのは控えてる
(政治利用は尚更)
・非公式のパロディの範疇でやってるだろう
とのこと。あまり酷ければ差し押さえ…ってのも考えておきます!とのことです https://t.co/n5CPwPCzJR— Nagisa (@nagi_izumi56) February 2, 2021
政治利用については基本的に許諾しない方針だったようです。
また、所属政党である維新の会からも見放されたようなコメントが。
「党としては関知していません。兵庫か、光本本人が製作したものになります。党としては、『違法性はないようにしてくれ』とは申し伝えています。(党員の名前や写真などの)面積とか法律で決まっている項目を守るよう、周知していますが個々のポスターのデザインまでは把握していません」
2021年2月3日 https://biz-journal.jpより
政党の顔を担うポスターですが、それについては関与していないということです。
1枚のポスターを巡って、責任の所在があやふやな状態が続いていて、それがさらに炎上を大きくさせているものと思われます。
権利侵害、謝罪した方がいいといった批判がSNS上で流れていますが、これに対する光本圭佑氏の見解を見ていきましょう。
台風の目をイメージしたデザインとの主張も!
光本圭佑氏のブログを確認してみると、今回の鬼滅風ポスターのデザインについて、
「弁護士のリーガルチェックを受け、加えて集英社さんの知的財産課さんからお話をお聞かせいただいて作成しています。」
と主張。
しかし、ブログをよくよく読んでみると、集英社に確認していたのは市松模様を使ったデザインについてだったようです。
鬼滅の刃の丸パクリと言われる所以の「心を燃やせ!」については、若い世代に考えてもらったとのコメント。
また、鬼滅風のデザインについては光本圭佑自身もパクっていることを自覚していたようなコメントがありました。
それがこちらの文章です。
政党ロゴのデザインに関しては、『鬼滅の刃』のロゴをそのまま使って、中身の漢字だけ変えるというのは「アウトに近いグレー」です。そこで大学生と『自分らで考えましょかー』と議論した結果、政治で旋風を起こすという発想が出てきて、台風の目をイメージしたデザインの中に政党名を記したデザインにしました。
2021年2月3日 https://biz-journal.jpより
台風の目をイメージしたデザイン・・・というには少し苦しい気がします。。。
ちなみに本家のデザインがこちら。
これが台風の目をイメージしたデザインというのは、ファンとしては受け入れがたいものがありますね。
また、今回のポスターの全責任を転嫁するようなコメントも見受けられました。
政治に関心の薄い世代にいかにして興味を持って頂くかを模索し続けてきた結果、今回のポスターを作成することとしましたが、様々なご指摘を受けましたことと紙質が印刷会社の手違いで指定と異なるものが入荷されたことにより、別デザインによる再発注をかけることと致しました。
あくまでも「印刷会社の手違い」として、事を収めようとしているということでした。
ポスター作成の責任は自分にあると言いながら、その責任を印刷会社の手違いで終わらせるのは、流石に都合が良すぎるのでは?と批判も上がっていました。
まとめ
若い世代に対して、政治に興味を持ってもらうというアイディアは素晴らしいもの。
デザインを参考にした程度であれば、ここまでの騒ぎにならなかったかもしれません。
しかし考えることを放棄して、その責任を関係者に転嫁しようとする姿勢そのものが批判の対象となったことを自覚すべきだと感じました。
今後の光本圭佑氏の動向に注目です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。